キワーノ
- 店に出る時期
キワーノは、原産はアフリカの熱帯地域といわれている南国のフルーツです。ウリ科に属し、日本では「ツノニガウリ」や「ツノメロン」とも呼ばれています。
その名の通り、特徴的で固いトゲトゲのある実は、最初は緑、少し色が褪せてきたころに収穫し、そのあとに黄色くなるまで追熟させれば食べられます。
中身はメロンの種に似た種が緑色のゼリーに包まれてびっしりと詰まっています。
外観も中身も毒々しく奇妙なキワーノは、その見た目から「悪魔の実」とも呼ばれています。
その味はというと意外に淡泊です。味自体はあまり強くなく、ライムに似たわずかな酸味とみずみずしさを感じられます。甘みはあまりなく、味そのものよりは、むしろゼリー状の果肉と中のプチプチとした種の食感を楽しむフルーツです。
キワーノのもっともポピュラーな食べ方は、半分に切って、そのままスプーンですくっていただく方法です。自然でさわやかな味わいが好みの人もいますが、甘みは少ないので、多くの方ははちみつや砂糖をかけて食べているようです。ヨーグルトに入れると、アロエヨーグルトに似た食感が味わえます。
また、鮮やかな色とクセのない味を活かして、サラダのトッピングやドレッシング、お肉やお魚類のソースと、アイデアしだいでお料理も楽しめます。