ルタバガ
- 店に出る時期
スウェーデンカブの別名をもつルタバガは、アブラナ科の二年草で、キャベツのような葉や茎をもち、根がカブ状に大きくなります。可食部となる部分は白や黄色を呈しています。カブとは別種であり、セイヨウアブラナと同種です。
切ったときに甘い香りがするのも特徴で、カブよりもギュッとしまった果肉をしています。味や食感はカブや大根と違い、少しクセのある甘みと味わいで好みが分かれるでしょうが・・・?
ルタバガはその高い栄養素で知られており、ルタバガ100g中には、337mgのカリウムが含まれていて、筋肉や血圧のよい状態の保持に役立ちます。また、ビタミンCも25mg含まれているため、美容に敏感な人にもうれしい食材といえます。そのほか、ビタミンB9、B1、食物繊維などが豊富です。
ルタバガは肉質がしっかりしていて煮崩れしにくいため、じっくりと煮るシチューやスープに向いています。
サイコロ状にカットしたルタバガをシチューに加えたり、玉ねぎなどと一緒にバターで炒めてから牛乳を加えてミキサーにかけ、ポタージュにしたりすると美味しい。
ほっくりとした優しい甘さが特徴のルタバガは、じゃがいもの代用として使うのもおすすめ。
茹でたルタバガをマッシュしてマッシュポテトのようにし、肉や魚料理の付け合せとして使われることもあります。
また、細くカットして素揚げすれば、フライドポテト風のルタバガフライが楽しめます。
生食もできますが、加熱したとたんに甘みと旨みがグンとあふれ出し、ほのぼのとしたどこか懐かしい、ほっとするおいしさが感じられます。
洋風の味付けだけでなく、醤油やみりんを使った煮物にしても美味しく、肉じゃがのじゃがいもをルタバガに替えて作れば、いつもと違う美味しさが楽しめるでしょう。
このように茹でる、炒める、焼く、蒸す、煮る、揚げるなどいろいろな調理法でお楽しみいただけます。
おおよそ、じゃがいもを使う料理と同様の料理に使えると思って料理するといいかもしれません。